佛光寺の見どころガイド〜京都の宝、阿弥陀如来〜

禅くん

京都市下京区にある佛光寺は、真宗佛光寺派の本山で、その歴史は1300年代後半に遡ります。

京くん

親鸞聖人の弟子の源海上人が、越後流罪から帰洛された親鸞聖人のために山科に草庵を結んだのが始まりです。

佛光寺とは？

佛光寺は、浄土真宗の宗派の一つである真宗佛光寺派の本山寺院です。7世了源上人の時代に現在の京都国立博物館の辺りに寺基を移し、後醍醐天皇より「阿弥陀佛光寺」の寺号を賜りました。1586年に豊臣秀吉の要請により現在地に移転しています。

後光差す阿弥陀如来坐像：佛光寺の本尊は、後光の差す木製の阿弥陀如来坐像で、その美しさは一見の価値があります。

了源上人のお墓：境内に、真宗佛光寺派の中興の祖とされる了源上人の墓があります。その生涯と教えを知ることができます。

聖徳太子像：阿弥陀堂に安置されている聖徳太子像は、国指定の重要文化財で、その見事な彫像美が鑑賞できます。

京都市中心部に位置する佛光寺は、歴史や信仰を感じることができる寺院です。後光差す阿弥陀如来坐像や貴重な文化財を鑑賞し、親鸞聖人や了源上人の足跡を訪ねてみてはいかがでしょうか。混迷する現代社会において、お念仏の大地に根ざした真の人間の誕生を目指す佛光寺は、今日も多くの人々の心の拠り所となっています。